アシックスの中でも「スピード×安定」を担うシリーズがマジックスピード。
その最新世代マジックスピード5と、完成度の高い前作マジックスピード4は、見た目以上にキャラクターが異なります。

マジックスピードシリーズは、トップ選手向けのメタスピードと、日常トレーニング向けのノヴァブラスト系の中間ポジションとして設計されています。
「速さを出したいが、レース特化すぎるのは不安」というランナーに向けた立ち位置です。
▽マジックスピード4と5の立ち位置の違い
マジックスピード4・・・
シリーズの中でも特にバランス型。
カーボンプレートを搭載しながらも、安定感と扱いやすさを重視した設計で、テンポ走からレースまで幅広く対応します。
マジックスピード5・・・
設計思想がよりレース寄りに進化。
ミッドソールにはFF BLAST™ PLUSをベースに、反発性を高める最新素材(FF LEAP™)を組み合わせた構成が採用され、推進力と軽量性が明確に向上しています。
▽基本スペック比較(事実ベース)
| 項目 | MAGIC SPEED 4 | MAGIC SPEED 5 |
|---|---|---|
| 発売世代 | 2024年モデル | 2025年モデル |
| ミッドソール | FF BLAST™ PLUS(安定・反発バランス) | FF BLAST™ PLUS+FF LEAP™(反発・軽量重視) |
| プレート | フルレングスカーボン | 改良型フルレングスカーボン |
| 重量目安(27.0cm) | 約245g前後 | 約195〜200g前後 |
重量差は約40〜50g。
この差が、実走時のスピード感・脚運びの軽さに明確な違いを生みます。
- マジックスピード4は安定感重視の万能型
- マジックスピード5は軽量・反発強化のレース志向
- 同じシリーズでも用途と走力で最適解が異なる
- 初めてカーボンプレート入りを使う
- テンポ走・ペース走など練習用途が多い
- 安定感と脚への優しさを重視したい
- 練習からレースまで1足で使いたい
- レースで記録更新を狙いたい
- スピード練習・高強度トレーニングが多い
- 反発力と軽量感を最大限活かしたい
- 脚力にある程度自信がある
▽走りの質を決める核心部分|ミッドソールとプレートの違い
マジックスピード4と5の違いは、単なる「世代差」ではありません。
走行感の違いは、ミッドソール構成とカーボンプレートの効かせ方に明確に現れています。
▽MAGIC SPEED 4|安定感を生むミッドソール設計
マジックスピード4のミッドソールには、FF BLAST™ PLUSが採用されています。
この素材は、柔らかすぎず硬すぎない反発特性を持ち、接地から蹴り出しまでの動作を安定して支えるのが特徴です。
さらに、前足部には反発を補助する設計が施されており、
「カーボン入り=扱いにくい」という不安を感じにくい構造になっています。
・接地時のブレが少ない
・ペース変化に対応しやすい
・脚への負担が比較的マイルド

そのため、テンポ走・ペース走・ハーフ〜フルマラソンまで、安定して同じリズムで走り続けたいランナーに向いた設計です。
▽MAGIC SPEED 5|反発と推進力を最大化する構成
マジックスピード5では、ミッドソール構成が大きく進化しています。
ベースはFF BLAST™ PLUSですが、そこに反発性を高めた新素材(FF LEAP™)を組み合わせることで、蹴り出し時の推進力が明確に強化されています。
この変更により、スピードに乗った際の「前へ転がる感覚」がより強くなり、
レースペース以上で真価を発揮するシューズへと性格が変化しました。
・蹴り出しの反発が明確
・ピッチが自然に上がりやすい
・スピード維持がしやすい

一方で、ゆっくりしたペースでは素材の硬さが前に出やすく、
ある程度の走力・脚力が必要という側面もあります。
▽カーボンプレートの役割と効き方の違い

両モデルともフルレングスのカーボンプレートを搭載していますが、
プレートの「効かせ方」には違いがあります。
| 項目 | MAGIC SPEED 4 | MAGIC SPEED 5 |
|---|---|---|
| プレートの印象 | 主張控えめ | 反発を強く感じる |
| 走行感 | 自然な体重移動 | 前方への推進力重視 |
| 適性ペース | 中速〜一定ペース | 中高速〜レースペース |
マジックスピード4・・・
プレートの存在を感じにくい=扱いやすい方向性。
マジックスピード5・・・
プレートを活かしてスピードを引き上げる設計。
- 4は「安定×バランス重視」のミッドソール構成
- 5は「軽量×反発強化」でレース向き
- プレートの効き方が走行感を大きく分ける
▽実際に走ったランナーの評価は?マジックスピード4・5のリアルな声
マジックスピード4と5は、どちらも「カーボン入りトレーニング〜レース用」として位置づけられていますが、
ユーザー評価は走力レベル・用途によって明確に分かれています。
▽MAGIC SPEED 4|安定感と扱いやすさの評価が中心

良い評価に多い声
・「カーボン入りなのにクセが少ない」
・「テンポ走でも脚が残る」
・「フルマラソン後半でも安定して走れた」
マジックスピード4は、カーボンプレート搭載モデルとしては扱いやすいという評価が多く見られます。
特に、初めてカーボン入りを履くランナーや、練習用としての評価が安定しています。
- 接地が安定していて安心感がある
- スピードを上げてもフォームが崩れにくい
- レースだけでなく練習にも使いやすい
▽MAGIC SPEED 5|反発力とスピード感に対する評価が集中

良い評価に多い声
・「蹴り出しが明らかに速い」
・「ペースを上げると気持ちよく転がる」
・「レース用として完成度が高い」
マジックスピード5は、反発力と推進力の高さに言及する声が多く、
特に5km〜ハーフマラソンやスピード重視のレースで高評価を得ています。
一方で、走力に依存する側面もあり、以下のような意見も確認できます。

気になる評価
・「ゆっくりだと硬さを感じる」
・「脚力がないと反発を活かしきれない」
▽用途別・評価傾向まとめ
| 評価軸 | MAGIC SPEED 4 | MAGIC SPEED 5 |
|---|---|---|
| 扱いやすさ | ◎ | ○ |
| 反発・推進力 | ○ | ◎ |
| 練習対応力 | ◎ | △ |
| レース特化 | ○ | ◎ |
- 4は「安定感・扱いやすさ」で評価が安定
- 5は「反発・スピード性能」に評価が集中
- 用途(練習かレースか)で満足度が分かれる
▽自分に合うのはどっち?用途・走力別に整理
マジックスピード4と5は「優劣」ではなく「適性」が異なります。
これまでのスペック・レビュー傾向をもとに、合う人/合わない人を整理しました。
▽MAGIC SPEED 4 をおすすめする人
- 初めてカーボンプレート搭載シューズを履く
- テンポ走・ペース走など練習兼用で使いたい
- フルマラソンで後半の安定感を重視したい
- 極端な反発より自然な走行感が好み
- レースペースが中速〜安定型
▽MAGIC SPEED 4 をおすすめしない人
- 短距離レースで強い反発・推進力を求める
- 常にレースペース以上で走る
- 「履いた瞬間の速さ」を重視したい

解説
マジックスピード4は扱いやすさと安定感が最大の強み。
練習〜レースまで幅広く使いたいランナー向けです。
▽MAGIC SPEED 5 をおすすめする人
- 5km〜ハーフなどスピード重視レースが中心
- 反発を活かせる一定以上の走力がある
- レース専用シューズを探している
- テンポの速い走りで前へ進む感覚を重視
- 厚底レーシング寄りの履き味が好み
▽MAGIC SPEED 5 をおすすめしない人
- ジョグ〜ゆっくりペースが中心
- 脚力に不安があり硬さが気になる
- 練習から1足で完結させたい

解説
マジックスピード5は反発と推進力を活かせる走りができる人向け。
レース志向がはっきりしているほど満足度が高くなります。
▽価格差は小さい?性能差とコスパの考え方
マジックスピード4と5は、定価ベースでは大きな価格差はありません。
重要なのは「どの使い方で、その価格をどう回収できるか」です。
▽定価・流通価格の目安
| モデル | メーカー希望小売価格 | 流通傾向 |
|---|---|---|
| MAGIC SPEED 4 | 約18,700円(税込) | 型落ち扱いで割引されやすい |
| MAGIC SPEED 5 | 約19,800円(税込) | 定価〜軽度割引が中心 |

ポイント
価格差は約1,000円程度。
「安い方を選ぶ」より「用途に合う方を選ぶ」ほうが満足度は高くなります。
▽コスパの考え方|練習兼用か、レース専用か
コストパフォーマンスは「安さ」ではなく、使用頻度と役割で判断すべきです。
- MAGIC SPEED 4:練習〜レースまで使用可能 → 使用回数が多くコスパ良好
- MAGIC SPEED 5:レースやスピード練習中心 → 目的特化型
特に、1足でテンポ走・ペース走・レースをこなしたい場合は、
マジックスピード4の方が「元を取りやすい」傾向があります。
▽最終ジャッジ|どちらを選ぶべきか?
安定感・練習兼用・コスパ重視 → MAGIC SPEED 4
スピード性能・反発重視・レース特化 → MAGIC SPEED 5
どちらも「優秀」ですが、用途が違う別ジャンルのシューズと考えると失敗しません。

マジックスピード4・5比較は以上です。
走力・目的・使用シーンを基準に、納得できる1足を選んでください。


